お気に入りの愛車もいつかは乗れなくなり、廃車にすることになります。

新しく車を買うのであれば、下取りや買取と言った方法でお持ちの車を処分することが出来ますが、そうではない場合はどうなるのでしょう。

そこで今回は普通車の廃車手続きについてご紹介します。

廃車手続きに必要な書類、廃車の手続きに掛かる費用についてご紹介しますのでご参考にして下さい。

普通車の廃車手続きに必要な書類は?

普通車の廃車の手続きを行うにはまずこれらを用意します。

  • 自動車検査証
  • 自賠責保険証明書
  • リサイクル券
  • 実印
  • 印鑑証明書
  • 本人確認書類
  • ナンバープレート

これらを用意した後に運輸支局(陸運局)で抹消登録の手続きを行います。

抹消登録には一時抹消登録と永久抹消登録の2つがあり、新しく車を買うと言うことでなければ永久抹消登録を行います。

運輸支局での抹消登録では次の書類を記入することになります。

  • 永久抹消登録申請書
  • 手数料納付書
  • 自動車税、自動車取得税申告書

これらの記入が終われば、永久抹消登録が完了します。

永久抹消登録が終わった後は、自走することは出来ません。

そのため、廃車を引き取ってもらうには解体業者へレッカーで持込むこととなります。

あとは解体業者で廃車となった車を分解することとなります。

普通車の廃車手続きにかかる費用は?

廃車手続きに掛かる費用は収入証紙に数百円が掛かる以外に費用は発生しません。

しかし、自走することが出来ませんので、解体業者までレッカーを使い運ぶのに2万円ほど掛かり、解体業者が解体作業を行う時に1万円ほど掛かる場合もあります。

業者によって掛かる費用は変わって来ますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

普通車の廃車手続きを無料でする方法

前述の通り、レッカー代や解体作業代などが廃車によって掛かってくるケースがありますが、これも業者によりけりになります。

廃車にしてしまうと車として販売することは出来ませんので、車としての価値はありません。

しかし、解体業者は車としてではなく、車を分解して車の部品として販売することがあります。

スクラップになったとしても鉄として売ることが出来ますので、解体業者はこうしたことで利益を得ることも少なくありません。

そのため、昨今ではレッカー代を含む引取り手数料を無料で行っている解体業者も多くあり、しっかりと業者を探せば廃車手続きを無料で行うことが出来ます。

売り手にしても買い手にしてもWIN-WINの関係となりますので、廃車をする時には解体業者の情報も事前に調べておくと良いでしょう。

知っておきたい還付金

廃車手続きをすることにより、還付金がもらえるケースがあります。

自動車税は4月1日に車を持っている所有者に対し4月から翌年3月までの一年間の自動車税を5月に一括で請求するものです。

そのため廃車手続きを行った時期次第ではこの自動車税の端数を還付金としてもらえることが出来ます。

端数は残り月数で計算されますので、6月に廃車手続きをすれば一番多くもらえ、3月に廃車手続きをすれば一番少なくなります。

ただし、還付金をもらえるケースは他の税金に滞納がないことが条件となります。

他の税金に滞納があった場合は、還付金が出ても滞納のある税金へと優先的に補填されますので、還付金を受け取ることが出来ません。

また、還付金は自動車重量税にも適用されるものです。

自動車重量税とは、新車購入時と車検時に課される税金のことで、車体の重量に応じて金額が変わります。

自動車税と違い、新車購入時は3年分、車検時には2年分を税金として納めます。

さらにこれも自動車税とは違い、永久抹消登録を行うだけでは還付されません。

自動車重量税の還付を行う場合には、永久抹消登録とは別に自動車重量税の還付手続きを行う必要があります。

自動車重量税の還付金の式は以下のようになります。

「車検残存期間(月単位)×納付された自動車重量税額÷車検有効期間(月単位)」

自動車重量税は普通車、軽自動車ともに還付の対象となりますので、廃車の手続きをする際にはお忘れないようにしましょう。

自動車税、自動車重量税の還付については税務課で相談することが出来ますので、廃車の前にご確認下さい。

そして最後に保険です。

車を乗る際に必ず必要となる自賠責保険も還付の対象になります。

自賠責保険は担当している保険会社で手続きを行うことになります。

手続きの際には廃車を証明出来る抹消登録のコピーが必要になります。

また、自賠責保険の有効期限が一ヶ月以下の場合には還付の対象になりませんので、注意が必要となります。

まとめ

このように廃車手続きを行うことが出来ますが、還付金についてはあまり知っている方はいません。

廃車の場合に限らず、下取りや買取の場合にも還付金が発生することを考慮しての交渉が必要となってきます。

面倒な手間があるのですべて業者任せとしてしまう方もいらっしゃいますが、よりお得な方法を実践すべきでしょう。

快適なカーライフを送るためにも知っておいて損はありませんので、廃車をお考えの方は是非ご参考にして下さい。